あなたの思い描く
「性能住宅」は
どんな家ですか?

   

四季を通じて家族が快適に過ごす家に⽋かせないもの、それは「性能」。新築の注文住宅を建てる多くの方は、それまでの住環境よりも快適に暮らせる家を夢見て家づくりを始めるでしょう。でも、それってどんな家なのでしょうか?
このサイトでは住宅の性能をはかるポイントとして、気密性・断熱性・耐震性に着目。より優れた性能住宅をコストを抑えて建てたい人のために、日本全国・地域密着型の工務店情報を集めたメディアです。

約半数以上の人が、地震と省エネを重視

2019年に実施されたアンケートでは、戸建て住宅を建てる際に重視したい性能として約5割の人が「地震などに対する強さ」と「省エネルギー性能」を選んでいます。このことから、このサイトでは性能住宅を「夏に涼しく冬暖かい」「地震などの災害に強い」という快適な住環境に欠かせない性能を持った家と定義します。

  • 「地震などに対する強さ」29%(621人)
  • 「省エネルギー性能」24%(497人)
  • 「柱や土台などの耐久性」23%(492人)
  • 「配管など見えない部分の補修のしやすさ」19%(400人)
  • 「特に性能は重視していない」5%(112人)

「性能住宅」を建てる前に押さえておきたい3つの性能

家族団らんのイメージ

より高い性能を備えた家を建てるためには、「断熱性」「気密性」「耐震性」の3点から、納得のいく条件を選びたいもの。では、なぜこれらの性能が重要なのでしょうか?詳しく見てみましょう。

隙間が少ないか

気密性

気密性は「建物にどれほどすき間があるか」を示すもの。家にすき間があると風や熱が入ってきやすくなるので、夏は涼しく、冬は暖かく…という快適な空間を作りにくくなってしまいます。その気密性を高める上で大事な数値が「C値」です。C値は「値が小さければ小さいほど」性能が上とされています。

ただし、気密性だけが高すぎても空気がこもりがちになってしまいますから、断熱性や換気性能も併せて総体的に評価すべき項目です。

熱を通さないか

断熱性

断熱性は、簡単に言えば「建物の外からどれだけ熱を通さないか」を示すもの。一般的には「UA値」と呼ばれる数値で表され、C値と同じく「低ければ低いほど」性能が高いとされています。

これは次世代省エネ基準によって適正となる数値がエリアごとに設定されているので、住まいを建てる際には自分の居住地のUA値の目安を確認しておくと良いでしょう。

地震に耐えられるか

耐震性

時代とともに見直され、近年では東日本大震災後に改めて注目されるようになった耐震性。これは「耐震等級」という目安が存在し、等級1~等級3まで、性能が高くなるほど数字も大きくなるのが特徴です。

長期優良住宅の場合は耐震等級2以上が義務付けられているため、高性能住宅と呼ばれるものは基本的にそれ以上の等級を取得していると考えて良いでしょう。

「断熱性」や「気密性」、そして「耐震性」には、一体どのような基準が設けられているのでしょうか?下記のページではそれを詳しくご説明した上で、「耐久性」の重要性についてもご紹介しています。家を末永く維持するために、しっかり知識を身につけていきましょう。

お住まいのエリアをチェック!性能住宅が建てられる工務店

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快適に過ごすための性能として必要不可欠な気密性・断熱性・耐震性。これらを測る数値を公式HPで公表していることが「性能住宅に注力している」ひとつの指標と考え、以下の選定基準で全国各地の住宅工務店を調査・掲載しています。(2022年8月調査時点)

  1. 温熱性能に関するデータ(Ua値、C値、Q値、HEAT20)いずれかを公表している
  2. 耐震性能に関するデータ(耐震等級)を公表している

また、性能住宅は大手ハウスメーカーでしか建てられないのでは?と思われる方もいるでしょう。そこで、上記の基準を満たす一条工務店やスウェーデンハウス、東急ホームズ、ミサワホーム、三井ホーム、セキスイハイム、積水ハウスの住宅性能を比較。その特徴や魅力などについてまとめました。

家づくりのパートナー選びは、会社の大小にかかわらず、複数の候補を比べてみることから始まります。大切なのはじっくり相談し、納得のいく方法で家づくりを行うことですから、ハウスメーカーも含め様々な情報を集めてみてくださいね。

こだわり派必見!住宅性能の建材・設備図鑑

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モデルハウスを見に行って、特定の建材や設備について説明を受けた方も多いでしょう。どの選択肢を最善とするかは、会社や、施主が求める住環境によっても異なります。ここでは、断熱性や気密性を高めるための「断熱材」や「サッシ」、「窓」、「換気システム」に関して、それぞれに代表的な素材やコスト、性能などをまとめてみました。

断熱材のイメージ

断熱材

断熱性を高める上で、欠かせないのが断熱材。断熱材は主にガラスを繊維状にした「繊維系断熱材」や、プラスチックを用いた「発泡プラスチック系断熱材」、そして「天然素材系断熱材」などがあり、セルロースファイバーやインシュレードボードなど木質系の特徴を活かしたものも存在します。それぞれにコストや特性が異なるので、目的に合わせて選ぶことが大切です。

サッシのイメージ

サッシ

窓を支えるサッシも、断熱性や気密性を向上させる上で重要な役目を果たします。これにもいくつかの種類があり、例えば木製サッシ、樹脂サッシ、アルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシといったものが代表的です。従来はアルミサッシが一般的でしたが、木製サッシや樹脂サッシにはどのような特徴があるのでしょうか?こちらで詳しく紹介しています。

窓のイメージ

窓ガラスはすべて同じ透明に見えますが、実は種類によって性能に違いが出てくるって知っていましたか?強化ガラスはもちろん、ワイヤーを入れることで防火性を高めた網入りガラスや、プライバシーを保護できるすりガラスなど…また、昨今ではより断熱性や気密性に配慮した「ペアガラス(複合ガラス)」や「トリプルガラス」なども登場しています。それぞれのメリットや特徴について、詳しく確認してみましょう。

換気システムのイメージ

換気システム

2003年の建築基準法改正により、強制的に室内と室外の空気を循環させる「24時間換気システム」が義務付けられました。しかし、実はこの換気システム、第1種換気システムから第3種換気システムまで3つの種類が存在するのです。住宅性能の説明で「第1種換気システムを採用」といった記載があった場合、どのような性能を意味しているのでしょうか?ここでは高気密の重要性もふまえ、詳しくご説明しています。

もっと知りたい!「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」受賞の住宅工務店

性能住宅を取り扱う工務店はたくさんありますが、ここでご紹介する住宅工務店は「住宅性能について具体的な数値をHP等に記載している」「耐震性の具体的な性能もHP等で公開している」という条件に加え、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」(※)の受賞歴がある企業です。特徴や評判などもご紹介していますので、ぜひご参考ください。

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暮らしの中に「贅」を与える、こだわり性能住宅

クーディーホーム(アスカ創建)

クーディーホーム公式サイト
引用元HP:クーディーホーム公式サイト(https://cudiehome.jp/)

クーディーホームは、新潟県に本社を置くアスカ創建が手がける注文住宅。和モダンから純和風テイスト、イタリアンテイストまでこだわりの3つのデザインに、家事動線もふまえた機能性、そして高い気密性や省エネ性能などが特徴です。耐震等級も3を取得しており、ラグジュアリーな美しい住まいに憧れる方におすすめ。2021年にハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー特別賞を受賞しているほか、ISによる工業規格法の最高等級A-4等級を上回る性能を実現した、魅力的な性能住宅を取り扱っています。